|
評価:
---
|
|
評価:
Original Soundtrack
|
JUGEMテーマ:
洋画ジェイソン・ライトマンの「ジュノ」を観ました。
16歳の女の子ジュノ。同級生の男の子と興味本位でセックスをしたら、
妊娠をしてしまい…中絶を決心するのですが、新聞で里親募集の
記事を見付けます。
アメリカですよね、アメリカ。
「ペット募集の記事の隣に里親募集の記事が載っているのよ」という
同級生のシニカルな言葉にはっとさせられてしまいました。
「そんなに簡単なとこなの!?」と。
この作品は「十代の望まない妊娠」を扱っていて、割と重いテーマだと思うのですが
コミカルに微笑ましく描かれているので、後味は悪くありませんでした。
ジュノの個性的な性格と(ひねくれている点とか、プロムをバカにしちゃうところ
とか、音楽や映画の好みがマイノリティ(?)なところとか、私は思わず共感しちゃい
ましたが)家族や友人の温かさが、時に笑わされたり、ホロリとさせられ、
鑑賞後は清々しい気持ちになりました。
音楽もベルセバだとかキャット・パワーが使われていて、あの音楽感が好みなら
映画もすぅっと入っていけると思います。
ミランダ・ジュライの「君とボクの虹色の世界」をちょっと思い出しました。
重いテーマを扱いながら、軽やかに描いているのがアメリカ、というか
今どきというか…嫌いじゃないのですが、よおく考えると「それで良いの?
あなた達?」って思います。病院でジュノのお父さんが、ベッドで横になっている
ジュノにいう一言がじんわりと胸に響きました。
ジュノ役のエレン・ペイジのずばずば言う物言いがキュートでした♪